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SNSを開くたびに、胸がザワザワする。
最近、そんな感覚を抱いたことは ありませんか?

それは、目に飛び込んでくる【マウント投稿】の数々。
タイムラインに流れてくるのは、
他人を「下げる」ことで自分を「上げよう」とする投稿ばかり

「それ、間違ってますよ」
「その発信、ダサいです」
「私はこうだから成功してるの(=こっちが正しいのよ)」という空気。

そんなふうに、自分を高く見せるために、
誰かを下げる言葉が 飛び交うのを目にすると、
とても悲しく 苦しい気持ちになるのです。。。

先日も、とある女性のInstagramを見て、正直ショックを受けました。

「女性心理に特化しています」というだけあって
見た目はとてもおしゃれで、写真も美しく、構成もスタイリッシュ。

でも、そこに添えられていた言葉の数々には
強い違和感を覚えました。

タイトルには、ネガティブワードがずらり。
他の人の投稿や やり方を遠回しに貶したり、
自分のやり方こそが「正解」だと伝えようとする投稿。
「だから私はこう」と、自分の優位性を見せつけるような言葉ばかり。

そして一番切なかったのは、

どんなに世界観を整えていても、
その投稿からにじみ出ていたのは、「売りたいという姿勢」でした。

たしかに、私も かつてSNSを学び始めた頃、
「刺さるには、強い言葉や不安を煽るワードが有効」と教えられたことがあります。
「誰かの失敗を例に出すと、共感が取れる」と言われたこともありました。
教わったことは実行しなければならないと思い、
学んだ通りに投稿してみました。

でも、そんな運用を続けていくうちに、
心がどんどん疲弊していくのを感じたのです。

強めの言葉で煽ったり、
相手の不安を突いたり、
「自分が正しい、あなたは間違っている」というポジションを取る。

たしかに、インプレッション数や いいね数は増えるかもしれない。
でも、気づいたんです。

数字は伸びるかもしれない。
でも、それで集まってきた人たちは、
私の本当の価値を見てくれているのだろうか?
そんな問いが、いつも胸の奥にありました。

正直、そんなSNS運用が正義とされる雰囲気に疲れて、
発信から遠ざかった時期もあります。

そして原点回帰したんです。

SNSで集客するって、結局のところ、
「誰と、どんな関係性を築きたいのか」
その問いに向き合うことなんじゃないかと思います。

SNSで集客するって、
「数字を稼ぐこと」じゃなくて、
「信頼を育てること」なんだと、今は心から思います。

たった一人の誰かに、
「この人の言葉、好きだな」
「なんか安心するな」
「もっと知りたいな」
そう感じてもらうこと。

それこそが、
「ビジネスの土台になる“集客”」であり、
長く続いていく関係性を築く、第一歩なんだと思います。

もちろん、ビジネスは遊びではないし、
生ぬるい言葉はいらない、という人もいます。
それも一理あると思います。
時には グイっと引っ張っていくような言葉が必要な時もある。

でも、その言葉の“根っこ”が、
優しさからなのか、恐れや不安からなのか、

売りたい気持ちからなのかは、
必ず伝わってしまうんです。

ただ、こうして書いている このブログさえも、
もしかすると、誰かを批判しているように見えてしまうかもしれない。
だからこそ、今ここで言葉を選びながら、
自分自身にも問いかけています。

「私の発信は、やさしさを まとっているだろうか?」
「誰かを下げずに、信じる道を示せているだろうか?」

SNSは、ただのツール。
でも、だからこそ、その使い方に“心”が宿る。

ネガティブワードで注目を集めるより、
ひとりの読者の気持ちを あたためられるような言葉を選びたい。

数字よりも、信頼。
マウントよりも、やさしさ。

その選択を重ねた先に、
本当に大切な人との出会いが待っていると、私は信じています。

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