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ChatGPTに仕事の基準を伝える30代の日本人女性経営者

「AIに頼んだのに、結局ほとんど書き直している」

お客様への返信も、講座の案内も、自分らしくない文章では出せません。

ここで手が止まること、ありますよね。

これはAIが悪いというより、私たちの中にある基準を、

まだAIに渡せていないことが原因の場合多いのです。

ChatGPTのカスタム指示は、その基準を置いておく場所です。

私はこれを、AIに仕事を引き継ぐための最初の一歩だと考えています。

カスタム指示は、AIに渡す「仕事の引き継ぎメモ」

カスタム指示とは、ChatGPTに前もって渡しておく説明文です。

つまり、「私はこういう人です」「このように答えてください」と伝えるメモです。

設定した内容はすべてのチャットにすぐ反映されます。

そしてこれは、Web、パソコン、スマートフォン全てで使えます。

このメモの内容が充実していることが大事です。

有料のPlus、Pro、Enterprise、Business、Educationでは、最大5,000文字まで保存できます。

無料版とGoは最大1,500文字です。

ただし、ここがポイントですが、

このメモは「長く書けば必ず良くなる」というわけではありません。

大切なのは、「あなたの判断の基準を、具体的な言葉で渡すこと」です。

5枚のカードからAIパートナーへ仕事の基準を渡す様子
役割、相手、価値観、話し方、確認事項の5つを、少しずつ渡します。

最初に入れたい5つの項目

項目伝える内容短い例
1. 自分の役割仕事と立場40代以上の経営者を支える講師です
2. 読者誰に届けるか専門用語が苦手な起業家です
3. 大切にすること判断の基準本人依存を減らし、命の時間を増やします
4. 話し方文章の雰囲気15歳でも分かる、やさしい丁寧語で書きます
5. 確認事項守ってほしい約束事実と意見を分け、分からないことは確認します

たとえば、メールの返信を頼むとします。

「丁寧に書いて」だけでは、人によって丁寧の意味が違います。

そこで、「相手の名前を最初に入れる」「結論を先に伝える」

「むずかしい言葉を使わない」などと決めておきます。

こうすると、毎回ゼロからAIに説明する手間が減ります。

そしてAIがあなたの仕事の型を少しずつ理解しやすくなります。

そのまま使える書き方

私は、40代以上の起業家・経営者を支える仕事をしています。読者は、AIに詳しくない方です。15歳でも分かる言葉で、あたたかく説明してください。一文では一つのことだけを伝えてください。事実と意見を分け、分からないことは作らずに確認してください。最後に、今日からできる小さな一歩を一つ示してください。

まずは、この程度の長さで十分です。

使ってみて「少し違う」と感じたところを、月に一度直していきましょう。

これは、社員さんへ仕事を引き継ぐ作業とよく似ていますよね。

一度で完璧にせず、実際の返事を見ながら教え直します。

入れてはいけない情報もあります

AIが便利だからと、カスタム指示に何でも入れてしまう人もいますが、

ここには、パスワードやクレジットカード番号を入れないでください。

お客様の名前や連絡先も避けましょう。

「お客様は40代の女性経営者」のように、

個人が分からない形に変えて伝えると安心です。

この設定はいつでも変更や削除ができます。

外部サービスとつなぐ場合は、渡したくない情報を入れないことも大切です。

AIを「道具」から「分身AIブレーン」へ

私は、AIに速く答えてもらうことだけが目的ではないと思っています。

AIに自分の考え方を渡し、安心して仕事を任せられる相手に育てることが大切です。

毎週の会議をまとめる。

メールの下書きを作る。

資料のたたき台を用意する。

こうした仕事を任せるたびに、あなたの時間が少し戻ってきます。

AIに渡したいのは、きれいな自己紹介より「直した理由」

カスタム指示へ肩書きだけを書いても、返事はあまり変わりません。

育てる材料になるのは、あなたが文章を直した理由です。

たとえば「丁寧すぎて遠く感じたので、もう少し話し言葉にした」と伝えます。

すると、あなたが大切にする距離感が見えてきます。

月に一度、よく直した箇所を一つだけ加えてください。

説明を増やすのではなく、判断の跡を残すのです。

そうすれば、毎回すべてを直す時間が減ります。

その時間を、お客様の話を聞くことや、次の講座を考えることへ戻せます。

まとめ|あなたの判断は、もうAIを育てる材料になっています

カスタム指示は、自分を立派に説明する場所ではありません。

いつもの判断や、文章を直した理由を、AIへ少しずつ引き継ぐ場所です。

これまでお客様のために迷い、選んできた言葉は、すでに大切な基準になっています。

最初から完璧にまとめなくても、その一つを渡すだけで十分です。

あなたにしかできない仕事へ時間を戻せるように、

まずは今日よく直した一文から、

分身AIとの引き継ぎを始めてみてくださいね。

執筆者:清水明華 (プロフィールはこちら )

株式会社Infini Innovation代表取締役/ AIとUTAGE自動化のプロ/フリーアナウンサー

「売上=時間の犠牲」から解放され、家族との時間も大切にできる働き方を提案。多くの起業家へ「AIとUTAGEを使って収 益が自然に増えるオートファネル」の構築支援を行っている。これまで多数の受講生に「人生を変える自動化」を提供し、『オンラインでの仕組み構築』分野において信頼と実績を積み重ねている。2024年Ms.EntrepreneurGlobal受賞。海外でもAI×自動化の仕組み構築が評価されている。

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